副業で漫画家ができれば夢がありますよね!
どうせなら副業は好きなことをして行きたいですし、趣味の延長で稼げるならそれに越した事はないです。
実際に副業を漫画家にされている人は多くいらっしゃいますよ。
今回は副業で漫画家をするときに必要な知識や成功者の例、副業禁止の会社だった場合どうするのか、など詳しく説明していきます。
副業で漫画家になれるの?
漫画家といえば、締め切りに追われたりアイデアで頭を悩ませたりと何かと忙しいイメージがありますよね。
そんな漫画家という職業を働きながら副業していくことが本当に可能なのか、
また難易度など解説していきます。
結論から言えば可能ではある
漫画家の副業は可能ですし実際に成功されている人も多くいらっしゃいます。
しかし成功された方達は、マンガを書ける時間を確保できていて作業効率も良い人が多いので他の副業と比べると難易度はとても高くなります。
今の時代は漫画家の副業をするにあたって自分の作品を世に出せる機会は意外と多くありますので、その代表例をご紹介いたします。
作品を世に送り出す手段
- クラウドソーシングを使う
- 求人サイトを使う
- WEB漫画・イラストサイトに投稿する
- コミケに参加する
- 漫画賞を獲る
- 漫画ブログを運営する
1.クラウドソーシングを使う
「ランサーズ」「クラウドワークス」などが有名なクラウドソーシングは、個人対個人で依頼のやり取りを行えるフリーランス向けのサイトです。
プログラマーなどが使っているイメージがありますが、漫画家やイラストレーターなども募集しています。
2.求人サイトを使う
Indeedなどの一般の求人サイトでも募集しています。
自分に合った案件が見つかるかもしれませんのでチェックしておくと良いと思いますよ。
3.WEB漫画・イラストサイトに投稿する
WEB上の漫画やイラスト投稿サイトに自分の作品を乗せることができ、有名どころは少年ジャンプルーキーやCOMICO、pixiv、ニコニコ静画などです。
無料投稿すると広告収入を得ることができ、世間に名が知れてきたら有料として売るのが一般的ですね。
4.コミケに参加する
コミックマーケットで自ら制作から販売まで行いますので手数料などは掛かりませんが、その分労力を使うことになります。
5.漫画賞を獲る
ほとんどの出版社が漫画賞など設置していて、受賞した場合の受賞歴は「肩書」として残るので、今後の活動のアピールにとても役に立ちますよ。
6.漫画ブログを運営する
受賞歴など世間に名が知れている人は自ら漫画ブログを作り、広告収入を得たり「note」などの有料本として売ることもできます。
本業との時間の兼ね合いが難しい
基本的にサラリーマンの方は週5,6日の8時間以上で働かれていると思いますので、作品を仕上げるための十分な執筆時間が取れないのが現状です。
副業として漫画を書いていくには、自営業で比較的ひまな時間が取れる人や、アルバイトなど時間の融通が効く仕事でなければ、体力的に限界がきます。
半年かけて書き上げた作品を売るにしても、これまでの時間と割に合わないと感じてしまうかもしれません。
ですので副業としてやっていくには、時間をどう作るのかという事とそれなりの覚悟が必要になると思いますが是非がんばって頂きたいです!
副業禁止の会社でも漫画家を目指せるの?
リクルートの調査によると”約7割の会社は副業を禁止する”というデータが出ています。
※参照元:https://www.recruitcareer.co.jp/news/pressrelease/2018/181012-01/
では漫画家という特殊な仕事の場合はどうなのか、漫画家の副業をする場合の注意点なども合わせて解説していきます。
会社に確認が必要
副業の定義として収入をが発生するものは、副業と見なされるので漫画家も当然副業ということになります。
そのため勤めている会社が副業をしても良いのか悪いのかを最初に確認しておく必要がありますね。
もし副業がバレてしまったら最悪の場合クビになることもありますが、本業と副業どっちを取るのか聞かれると思います。
そうならない為にも、最初に副業ができるのか確認する必要がありますし、会社の許可も取る必要がありますので注意して下さいね。
副業がバレてしまう2つの理由
副業がバレる理由は主に以下の2点あります。
副業がバレる理由
1.住民税が会社の給与から天引きされている場合
2.漫画家の給与が源泉徴収されている場合
1.住民税が会社の給与から天引きされている場合
確定申告にて漫画家で得た収入を申告する時に「特別撤収」にチェックしてしまうと、会社から天引きされる住民税の額が変化するのでバレてしまいます。
確定申告の時は「特別撤収」ではなく「普通撤収」にチェックしましょう。
2.漫画家の給与が源泉徴収されている場合
漫画家で得た収入が源泉徴収されていた場合、年末調整の時に会社の方に伝達されてバレてしまいます。
漫画家が源泉徴収される仕事内容は「原稿料」として引かれている仕事ですので、原稿料の仕事かどうか確認しておきましょう。
副業漫画家として成功している方の例
漫画家の副業を成功される方にはどんな特徴があるのか、またどんな経緯で成功まで至ったのかなど、実際に成功された4名を参考に解説していきます。
鴻池剛さん
鴻池剛さんはサラリーマン時代に、当時友達から預かった捨て猫の”ぽんた”を題材に、「鴻池剛と猫のぽんた ニャアアアン!」という作品をTwitterで投稿したところ大ヒットしました。
現在はサラリーマンを辞めて小さな店を経営しながら漫画の執筆を行っており、未だに漫画は副業と語っています。
おかざき真里さん
美術大学卒業後に大手広告代理店で働きながら漫画を副業されていて、当時の上司が理解のある方で職場でも執筆を許されていました。
代表作である「サプリ」は自身が働く広告代理店での経験を元に制作されたもので、現在は3人のお子さんを育てながら漫画を執筆しています。
田中圭一さん
大学卒業後は漫画家をしつつ玩具会社やゲーム開発などの仕事を転々とし、「休んではいけない」と責任感が強すぎる性格により”うつ病”を発症します。
自身のうつ病の経験を元に、うつ病との向き合い方など具体的に描いた「うつヌケ」という作品を執筆しベストセラーになりました。
カレー沢薫さん
さくらももこのエッセイを見て漫画家を志しますが、仕事の退職を繰り返し、病院では精神科を紹介されるなどの生活で、まともに漫画を書き上げるまで20年かかった方です。
「ブスだけどマカロン作るよ」は自身のモテない黒歴史など、自虐的でシュールなギャグが魅力的な作品です。
皆さんの共通している部分は、自身の経験に基づいた作品が多いということですね。
作品の題材と同じことを体験しておくというのは小説家や脚本家でも言われることで、よりリアルで面白く描くことができます。
もし漫画の題材で悩むときが来たら、自身の経験を利用するのも良いと思いますよ。
副業で漫画家を目指す時に用意しておきたいもの
漫画家には副業と言えど最低限準備しておく道具がありますので、
手書き(アナログ)とデジタルそれぞれ必要な道具をご紹介しますね。
手書き(アナログ)
- 鉛筆
- つけペン
- ペン軸
- インク
- ホワイト・スミ
- 原稿用紙
- スクリーントーン
- トレス台
- 定規
- 羽ぼうき
鉛筆
Bとか2Bなど柔らかめの鉛筆で書いた下書きは消しやすいのでオススメです。
シャーペンを使うより勢いが出るため表現の幅が広がります。
つけペン
金属性でペンの先っぽ部分に当たり、「ペン軸」という棒に挿し込みインクを付けながら使います。
主にGペンを使いますが、丸ペン、スクールペン、ミリペン、サインペン、カラス口、ロットリングなどがあり用途によって使い分けていきます。
ペン軸
「つけペン」を取り付ける木製またはプラスチックの棒のことで、種類が豊富にあるので自分に合う物を見つけていきましょう。
インク
漫画用のインクが売っていますが、「製図用インク」、「証券用インク」、「墨汁」などが良く使われます。
「サインペン」や「万年筆」などは色あせなどがあり、漫画には向いていないので辞めておきましょう。
ホワイト・スミ
修正や髪の毛のつや・瞳の輝きなどに使い、その種類は「事務用修正液」「ポスターカラーの白」「ホワイトインク」など良く使われ、使用するときはホワイトと水の加減が難しいことが特徴です。
スミは「ベタ塗り」という黒い部分を塗りつぶす作業で、原料は主に墨汁を使います。
原稿用紙
基本的に何でも大丈夫ですが、市販で売っている漫画専用の原稿用紙は枠や線などが書いてあり初心者にとっては使いやすいですね。
プロになると出版社があらかじめ原稿用紙を用意することがあります。
スクリーントーン
モノクロ原稿で中間色などを表現する時や仕上げに使うシール状のもので、上からこすり密着させます。
スクリーントーンを切るためにカッター、トーンナイフ、トーンヘラも必要になりますので注意して下さいね。
トレス台
裏から光を当てる台のことで、原稿を透かしてトレース(複写)するときに使います。
「ライトボックス」と呼ばれることもあります。
定規
通常と金属製(カッター用)の定規を持っておくと良いです。
枠線や背景などに使うので長さは30cm以上、いろんな形の定規があると役に立ちます。
羽ぼうき
手を汚さず原稿も痛めずに消しカスを払うことができます。
力を入れすぎると羽が傷んだり汚れたりして作業に支障をきたすので注意して下さい。
デジタル
- パソコン
- 漫画制作ソフト
- ペンタブレット
パソコン
持ち運んで作業をする場合はノートパソコンが便利です。
メモリ4GB以上、画面の解説度は1280×768以上のものが良いです。
安いパソコンは動きが遅くなったりするので、なるべく辞めておきましょう。
漫画制作ソフト・アプリ
漫画に必要な道具はほぼ使えますし、色付けや線引きなど漫画制作に必要な機能が多く入っています。
無料だと使える機能が少なかったりサポートされていない事があるので、慣れてきたら有料のものにしましょう。
有名ソフトはCLIP STUDIO PAINT(有料)、Photoshop(有料)、MediBangPaint Pro(無料)などがあります。
ペンタブレット
タブレットに専用のペンを使って描くことができます。
筆圧が感知ができるタブレットでないと、ソフトが十分に機能しないので、筆圧が感知ができないような安いものは避けましょう。
Wacom社のペンタブレットが有名で初心者が使うにはオススメです。
ゼロから漫画家を目指すなら…!
大好きな漫画を副業にしたいと思う人は多くいらっしゃいますが、制作の知識は無いし、これから勉強する時間も無いから無理と最初から諦めてしまっている事が現状です。
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副業漫画家は熱意と努力なしでは難しい
漫画家を本気で副業にする場合それなりの熱意がないとやっていけない世界ですし、努力なしでは成功は難しいです。
では副業漫画家は具体的にどんな努力が必要なのか説明していきます。
時間を確保する努力が必要
正社員の人は仕事の時間以外は常に漫画を執筆したり考えたりしていないと、
副業としてはうまく行かないと思います。
仕事を減らせる環境に移るか、寝る時間を削っていくしか方法はないので時間を作っていくという努力が必要になります。
ただ頑張りすぎて田中圭一さんのように病気にならないよう体には気をつけて下さいね。
自ら情報を発信していく
WEB漫画サイトやTwitterなど、あらゆる媒体に積極的に投稿をして誰かの目に留まる場所を増やした方が良いです。
ジャンプの人気漫画「ワンパンマン」は当初WEB投稿された漫画でしたが、誰の目にも止まらず掲示板の2ちゃんねるに「全然読まれない」と嘆いたところ、そこから爆発的にヒットしました。
自分の作品がどこでウケるかわからないので、いろんな媒体に積極的にアピールしていきましょう!
いつか副業漫画家や副業小説家などの職業が一般的と言われ、様々な作品が誕生していく事を期待しています!